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今宵のDVD 『パコと魔法の絵本』

私の中では凄くいい映画!
「しかし」が続く物語

先日、レンタルで「パコと魔法の絵本」のDVDを借りてきて鑑賞した。
この物語は、一見ハチャメチャな喜劇ですが、最後までハチャメチャだ。
しかし、喜劇だけではないところが実にいい。

この物語は最初からハチャメチャ感満載ではじまる。
文字や映像、特にCGなんかはディズニーのオマージュかと思わせるものであったり、演出が劇団四季あたりのミュージカルを模していたりと、パクリ感も満載。
おまけに、ガンダムやエヴァンゲリオンなどの他の作品もそのまんま登場するという、どこまで本気なんだろうかという疑念すら湧いてくる作品である。

映画の前半は、いくら話が進んでいったところで、ハチャメチャが続くばかりで話の大枠すらも見えてこない。
「何かとんでもないハズレ作品を借りてしまったのかもしれない、俺はこの映画を最後まで見ていられるだろうか・・・・」とさえ思わせる。

実はこのDVDは、私の好きな阿部サダヲの出演している映画という事で借りて来たのだ。
他にも、役所浩二や国村隼などの実力派俳優も出演している。
それで、これは悲しすぎるだろ・・・企画倒れじゃ役者も浮かばれない。

しかし、映画も中盤に差し掛かる頃、ようやく重い腰を擡げてこの物語が動き始める。

ドロドロとしていた話は次第に固まり始め、進みゆく方向を指し示して行く。
それまでただ好き勝手にぶちまかれていたと思わせていた、ハチャメチャなアイテム達が、次々と結びついていく。
人間関係が明らかになるにつれて、深くなる世界観、見えてくる感情の交差。
次々と回収されていくそれまで気にも掛けなかったフラグ達。

そこまで来ると、この話が唯の喜劇ではない事が分かってくる。

ストーリーとしては、涙を誘う話なのだが、どこまでも止まない奇抜な演出やハチャメチャな映像がそれを許してくれない。
涙を誘われながらも簡単には泣かせて貰えないこのジレンマを、映画は物語の深みへと変貌させていく。

表面上はどうみても喜劇、しかし、その内在する人間味溢れる要素が見る者に笑い以外の何かをぶつけてくるのだ。

しかし、それだけでは終わらない。

次々と回収し続けられるフラグ。
一度回収されたかに見えたフラグは二重の伏線が引いてあり再び回収される。
そこに驚きと「してやられた感」を感じさせられる。

そして後半になり、物語は見る者が「きっとここに辿り着くであろう」という場所に向かって進んでいく。
見る者はそこに「思い通りに物語が進む心地よさ」を見出す事となる。
喜劇を装った、悲しくて泣ける話、それもいいじゃない。 面白い物語だった。
そう思わせるのだ。

しかし、ここまで人を翻弄し続けた物語が、そうやすやすと見る者の希望を叶えてくれる訳はない。

勿論、期待はまたも裏切られる事となる。

し か し
その裏切りは、見る者を
「思い通りに物語が進む心地よさ」から
「物語に翻弄されていく心地よさ」に替えて行く。
それが心地いいのだ、この物語の面白さはこの心地よさなんだろうと思う。

喜劇を装ったこの物語は、見る者がどんな想いをしようが、やはり喜劇なのだ。
そんな心地よさなんぞ私は知らないよ・・・・
そう言わんばかりに、見る者にそっぽを向いて喜劇のまま私達の前から消えて行くのだ。


感想として
このお話は、皆さんに是非見て欲しいと思った作品なので、物語のストーリーには触れませんでした。
機会があればどうぞご覧になってください。

私は個人的にこの物語は、丹念に練られたいいシナリオだと思っています。
ここまで練られたシナリオは久しぶりかな。
最近は仕事が忙しいせいか、緩いお話ばかりを選んで見ています。 この物語もそんな話かなぁと思って借りたものです。
しかし、予想を裏切り真剣にみる羽目になったのですが、良かったと思っています。

また機会があれば借りるだろう・・・・そんな映画でした。


最後に
このDVDには「舞台説明字幕」や「舞台説明」というものがあって、舞台や状況の説明をしてくれています。
どちらかというと、台本に書いてある事を読みあげているといった感じの説明なのですが、2度目、3度目にこういう設定にするのは面白くていいと思います。
DVDならではの機能なので、見る際には愉しんでください。






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今宵のDVD 『TRICK(トリック)』

映画ではありません。

先日、レンタルで「TRICK(トリック)」のDVDを借りてきて鑑賞した。
劇場版ではなく、テレビシリーズの第1作目だ。
公開が2000年7月というから、もう15年以上前の作品となる。

なぜ劇場版ではなく、テレビシリーズを借りて来たかというと、実は劇場版を借りようと思ったのだが、どうせなら最初から見た方が、いろいろ分かるからいいかなぁという軽い気持ちからだった。
なので、近いうちに劇場版も借りてこようと思っている。

さて、実のところ私はこの話のストーリーをあまりよく知らないのだ。
テレビでは、断片的に何度か見た記憶があるが、一つの話を最初から最後まで見た記憶はない。
しかも、今回DVDを借りてきて分かったのだが、このドラマはどうやら連続物だったようだ。

推理物だから、てっきり一話完結だと思っていたのだ。
何んとも間抜けな話である。

しかしながら、連続物とは言っても、1巻のDVDで、キチンと話が収まっている。
その辺りも計算しての放送だったのだろうか。

15年以上前の話だから、多少のネタばれはいいと思うが・・・

技術はあるが何故か売れない女手品師と、自称天才物理学者がコンビを組んで難事件を解決するというストーリーなのだが、私もそれくらいの知識はあったのだが、その程度の知識しか無かった。
この1巻を見て、初めて知る人間関係や世界観の設定もなかなか奥が深そうで面白かった。

「奥が深そうな」というのは、立てたフラグがこの後回収されるかどうかにかかっているといったところだ。

話の内容的には、今回は怪しげな新興宗教から一人の女性を助け出すために、その教祖の秘密を暴くというもの。
これだけ聞くと、一見教祖のトリックはありふれたもののように感じる。

しかしながら、トリックは思ったようには暴けない。
この辺りは、一話完結でないだけに時間をたっぷりと掛けられるだけの強みであろう。
また、話のタイトルに「トリック」と謳っているだけの事はあり、なかなか凝った作りをしている。
DVD1巻を通して十分見応えのある作品になっている。

キャスト陣も、なかなか良い役者をそろえていて見応えもある。

15年前だからだろうか、主役の手品師を演じる仲間由紀恵が非常に可愛らしい。
彼女の演技は、今でも上手なのか下手なのか私の物差しでは測れない独特の演技をするのだが、このトリックでの可愛らしさはとてもよかった。
誰だったかが「国民的貧乳」と称していたが、確かに国民的な笑顔だと思った。

もう一人の主人公の物理学者を演じているのは阿部寛なのだが、こちらは15年後の今と比べても確かに若いのだが、あまり変わっていないという印象だ。 テルマエロマエでもなかなか見せてくれたが、彼もまた、上手いのか下手なのかが測れない独特の演技をする人だ。
この二人がコンビを組んでいるのだから、私にとっては難解というかなんというか、なかなか不思議な見応えのあるドラマになっている。

今回みた感想としては、
劇場版を見る前にこちらを見ておいてよかった。
次に借りるのも、劇場版ではなくて、今回の続きだろうと思う。
テレビシリーズが劇場版になるドラマが幾つもあるが、やはり、それなりに面白い作品なんだと思う。
テレビドラマを最近とんと見なくなったが、今回のドラマはなかなかよかった。

今宵のDVD 『かもめ食堂』

舞台は日本かと思っていました・・・

先日、レンタルで「かもめ食堂」のDVDを借りてきて鑑賞した。
この映画、知る人ぞ知るというには知ってる人がとても多い映画だ。

ネットでは高評価を多く見かけるし、食べ物の映画というキーワードで検索しても必ずといっていいほどヒットする映画だ。
それ程知られている映画なのだが、興行収入的には小劇場での上映だった為に、現在の評判を考えると思った程は集客はしていないようだ。

私は名前は知っていたが、どんな内容の話なのかは、全く知らなかった。
しかも、名前からいって日本の食堂が舞台であろうと思っていたくらいだ。

この映画の舞台はムーミンの故郷フィンランド。
日本人には馴染みの薄いこの土地に日本人が店を構える「かもめ食堂」という名の食堂のお話だ。
実は、映画の舞台となった食堂は、フィンランドのヘルシンキにある実際の食堂を使用して撮影をし、その食堂はいまでも「かもめ食堂」という名で経営をしているらしい。(写真を見たが、日本語で映画と同じ場所に「かもめ食堂」と書いてあった)
数少ない日本人観光客の定番スポットになっているようで、個人のブログなどにも写真があげられている。

映画に話を戻すと
この映画には大きな特徴が3つある。

一つは北欧テイスト
舞台となる食堂は、北欧のセンスのいい家具や器、調理器具で囲まれていて、まるで料理本に出てくるお洒落なキッチンそのものがそこにある。
またセンスがいいといえば、登場人物の服も北欧センス溢れるものがいくつも出てくる。 日本人には着こなせないだろうと思わせるようなデザインの服だが、流石は女優さんであろうか見事に着こなしている。 バックなどの小物も北欧好きにはたまらないだろう。
また、フィンランド政府の観光局だったかが後援なだけあって、北欧の森や港、市場など随所に北欧の景色が映し出されている。
旅行好きや北欧グッズ好きな人には魅かれる映像の映画であろう。

二つ目は食べ物
舞台が食堂なだけあってか、殆どのシーンで食べ物や飲み物が出てくる。 しかも、和食が多い。
おにぎり、焼き鮭、生姜焼き、唐揚げ、味噌カツ、おでん・・・
殆どが調理中の映像からお皿に盛ってお客さんに配膳するまで映し出している。
アングルもいいし、映像も綺麗だ。

三つ目は自分探しの旅
主人公を含めて日本人は3人出てくるのだが、誰もが少なからず自分探しの旅をしているように思わせる。
それぞれが旅をしながら、偶然一つの場所で出会い、暫く一緒に過ごしはするが、またいつか離れて行くであろうというような、旅のもつどこかしら儚げながらも楽しい雰囲気を醸し出している。
そして、それらを演出するように、極力BGMを排し、コップの音や机の音、港や町の雑踏などを効果音にしながら静かに物語を進めている。

この映画には、ストーリーはあるが盛り上がりがある訳でもなければ、事件が起きる訳でも、何かを提起しているという訳でもない。 ただ淡々と物語が進む映画だ。 ハラハラドキドキが好きな人には実に退屈に感じる映画であろう。

しかし、先の三つのテイストが混ざり合い独特の雰囲気を作り出している。

自分達と同じ日本人の、決して若くも美人でもない女性達に共感し、自分を投影させる。異国っぽさに非現実的なものを感じながらも、どことなく憧れや羨ましさを感じずにはいられない。 そして日頃から目にしているありふれた食べ物が、気持ちを落ち着かせ、ホッとしたというかほっこりしたというか、そんなのんびりした癒しをもたらすのだ。

だからこそ好きになる人は、フィンランドに行った時にこのロケ地に行こうと思うくらい好きになるのであろう。

私はどちらかというと、正直悪くないとは思う。
もう一度見たいかといえば、見たいというだろう。

しかし、どうもあざとさが見えてしまうのだ。

北欧も「なぜ北欧なの?」という部分(劇中で語っている)が、必然性を感じさせるには少々弱い気がするし、食事の映像も、私は料理が好きなので、料理の映像はとても楽しく見る事が出来たが、この映画(このストーリー)でそこまで料理動画のような取り方をする必要があるのだろうかと思えてしまう。
自分探しの旅にしても、3人が出会うまでは良いとしても、その後の一緒に働く理由というか根拠というかそういったものに、理屈では分かるが、なかなか共感が出来ない。
また、この映画はおしゃれ感を出すためであろうか、お金の生臭さを一切感じさせない作りになっている。 その辺りにも少々違和感を感じるのだ。

何かしら、皆が大好きなテーマを持ってきて合体させればいいんじゃないの?っていう感じで狙って作られた感を感じてしまう映画であった。
でも、いい映画であるとは思う。

少し余談になるが
映画には、具体的なシーンと抽象的なシーンがある。
具体的なシーンとは、見る者に感じてもらいたいものをそのまま映像にしている、だから目に入る映像をそのまま理解すればいい。
抽象的なシーンは、見る者に何かを想像し感じ取ってもらいたい映像なため、目に入る情報をそのまま捉えてしまうと、話が分からなくなって混乱してしまう。 
この映画は映像の殆どが具体的なシーンからなっている。 しかし、一部抽象的なシーンを含んでおり、それをそのまま捉えてしまうと、この映画が唯のイメージフィルムになってしまう可能性があるように思う。 ストーリー性が少ないだけに抽象的なシーンがこの映画の一つの重みになっているのだが、抽象的なシーンだと捉えるのにはちょっと難しいかなぁと思わなくもない。

ラストシーンに関して
私はこの映画を見ていて、途中から「どうやって終わらせるんだろう」と思って見ていた。
特に盛り上がりのない映画なため、何かが解決する訳でもないし、結論めいた事を導きだす映画でもない。
だとすると、ただ淡々とした日常がフェードアウトしていくのか・・・・と思っていたのだが、予想以上に割とよい感じに帰着したと思う。 不意を突かれはしたがいいラストシーンだったと思っている。

最後に
これからこの「かもめ食堂」のDVDをご覧になろうと思っている人への注意です。
この物語はフィンランドで撮影されているために、フィンランド語が随所に出て来ます。
DVDの最初は字幕設定が「字幕なし」になっているために、そのまま見ると登場人物が何を話しているのかが分かりません。
結構重要な事も喋っています。
なので、ご覧になる前には、字幕設定で「日本語字幕(フィンランド語訳)」ってやつを選んでください。

エンドロールより愛をこめて

このブログをご覧の皆さんは、エンドロールについてどのような想いをお持ちだろうか

エンドロールとは、映画の最後に流れるあれである。
エンディングロールとかスタッフロールなどとも言われ、どちらかというと映画好きな方にはスタッフロールという言葉の方が馴染みがあるのかもしれないかな

今回は、多くの部分をDVDの話ではなく、劇場での話という事で読んで頂きたい。

エンドロールに関しては、全部見る人と、流れ始めたら席を立つ人とに分かれると思うが、最近の映画はエンドロールの後に最後のシーンなり、次回への伏線が流れる事もあり、多くの人がエンドロールを最後まで見る風潮にあるのではないだろうか。

そもそもエンドロールが始まったのはいつであろうか?
私の子供の頃の映画は、オープニングで主題歌と共にキャストやスタッフの名前が表示されてからストーリーが始まり、最後は、「完」とか、洋画であれば「The End」なり「Fin」なりが出て終わりというものが殆どだったと記憶している。
あれはあれで趣があっていいとは思うのだが、映画が分業制というか、専門性が高くなってくるについれて、映画に携わる人間が飛躍的に多くなってきたのであろう。
全ての人間をオープニングで表示するには無理が生じてくるようになり、エンドロールという形になったのではないかと想像する。

しかし、エンドロールが流れるようになったばかりの頃は、殆どの人達が途中で席を立って帰り始めていたようである。
しかも、映画館によっては、エンドロールの途中で劇場が明るくなってしまうのだ。
私の記憶違いであればご容赦願いたいが、そんな途中で照明を付ける映画館は名古屋では珍しくはなく、多くの映画館でそうだったように記憶している。
かくいう私も当時はエンドロールを最後まで見る人間ではなかったので、明るくなった映画館でエンドロールが最後まで流されていたのかはよく分からない。

考えてみれば、当時の名古屋は映画といえば殆どが二本立てだった為、一日に流す映画の本数も今よりは多かったろうし、入れ替え制でも無かったので、幕間の館内は帰る人、新たに入る人、引き続き居座る人がごちゃ混ぜだった、入る人は空いた席をさがし、「ちょっとすいません」と言いながら狭そうに座っている人の膝をすり抜けて真ん中あたりの席に向かって進んでいくなんて光景は、ごく普通の事だった。 そういう背景もあり、少しでも長く入れ替え時間を確保したかったという映画館側の事情があったと言われれば、まぁそれも分からなくもないのだが、いずれにしても、今考えるとエンドロールにとっては酷い時代であったろう。

そもそも、エンドロールになった経緯が(権利関係の面倒くさい事情のあったかもしれないが)映画に携わる全ての人を映画の中で紹介したいという制作者側の思惑があっただろう事を考えると、さぞ残念であっただろう。

そんな状況を嘆いたからであろうか、映画製作者側の反撃が始まるのだ。
私の記憶では、確か「キャノンボール」という映画だったと思う。
エンドロールが流れる間中ずっとNGシーンを流すという当時としては画期的な戦略に打って出た。
当時私はこの映画のエンディングで多くのハリウッドスターのNGシーンを見て非常に胸が高鳴ったのを覚えている。
このNG集が後のジャッキー・チェンの映画へと引き継がれ、そして時を経てピクサーがリスペクトする事になるのだが、話題がそれるので今回は辞めておこう。
このエンドロール対策は、以降の多くの映画で取り入れられ、NGシーンなり、撮影風景なり、イメージ映像なりが流れるようになったようだ。

そして、さらに時を経てエンドロールの後に最後の1シーンが流れるようになったのだが、これの最初がどんな映画だったのか、私には分からない。
ただ、エンドロール対策が進化したものだという事は確かであろう。

では、多くの映画で何故エンドロール対策なんてするのだろうか・・・・

ファンサービスなどと解説をしている人を見かけるが、私が聞いた話では「エンドロールを最後まで見て欲しいから」だそうだ。
エンドロールには、映画に携わった人達が全て表示される。 その全ての人達を見て欲しいという監督を始めとする制作者達の想いがあのエンドロール対策を生み出したのだという
私はその話を聞いて胸が熱くなったのを覚えている。

以来、私はエンドロール対策があろうと無かろうと、エンドロールは最後まで見るようにしている。

余談になるかもしれないが、私の見た中では、最後のシーンがある映画はエンドロール中の映像が無かったり、質素だったりしたように思う。
それは、やはりオマケ映像ではなくエンドロールそのものを見て欲しいという想いからではないだろうか。

エンドロールには映画に携わる人間の愛が込められているのだ。
今度映画館で映画を見る時があれば、この事を少し思いだして欲しい。

エンドロールに関してもう一つ
数年前になるだろうか、今回のエンドロールの話を知人の映画好きとした事がある。
その知人もエンドロールの最中は席を立たないそうだが、また別の理由からだった。
その知人の理由とは

エンドロールは映画音楽を純粋に楽しめる時間なのだ
映画館という素晴らしい音響施設の中で、(台詞とか効果音など無く)純粋に映画音楽だけが流れてくるのだ
こんな贅沢な時間はないじゃないか、席を立つなんて勿体無い。

確かにそうだと思う。
特にハリウッド映画などは映画音楽が飛びぬけて素晴らしいと思う。
そういう理由でもいい、やはりエンドロールは最後まで見て欲しいと思う。

超余談になるのだが
私はキャノンボールがエンドロール対策の最初だといい、それに胸が高鳴ったと書いている。
キャノンボールは1981年の映画なのだが、ルパン三世のカリオストロの城が1979年なのだ。
確かカリオストロの城はオープニングでスタッフ紹介がされている。
僅か2年しか違わないのだ。
エンドロールは洋画が殆どではあったろうが、キャノンボールを見た時は画期的だと思ったという事は、その当時の映画事情が目まぐるしく変わったのか、私がその当時殆ど洋画しか見ていなかったのか、それとも、キャノンボールはリバイバル(地方公演)かテレビ放映時に見たのだろうか・・・
幼少期だっただけに少し記憶が定かではないので、ツッコミはご容赦を・・・

今宵のDVD 『猫の恩返し』

先日、レンタルで「猫の恩返し」のDVDを借りてきて鑑賞した。

この「猫の恩返し」はジブリアニメなので、劇場でご覧になった方も少なくないだろう。
前回の「ぬくぬく」も、ひたすら猫の映画であったが、この映画も主人公の少女以外は、ほぼ猫しか出てこない。

しかし、こちらの話は猫が好きか否かに関わらず楽しめる映画だと思う。

私が歳を取り過ぎたせいだろうか、始終微笑ましいと思って見ていられる映画だった。
図式的には、敵と味方、善と悪というような対立を様しているのだが、どちらにも相手を負かそう、やっつけてやろうというような悪意は感じられない。
多少性格に問題のあるキャラクターもいるが、まぁその辺りはご愛嬌という程度で可愛らしいものであり、どこか憎めない。

この映画のキャッチフレーズが「ありがとう と言ってくれて ありがとう」というものだが
お話を通じて、それぞれの持つ信念や善意、優しさに満ちている。
冒険?があり、挑戦があり、最後は見る者が望んでいるであろう所に終着する。
こういった話は、やはりジブリは上手だと思うし、十分に見せてくれる。
一人で見ても、恋人や家族と見ても楽しめるいい映画だと思う。

主人公に関してだが
この映画の主人公は誰だろう・・・・と考えた時、勿論、人間の少女である事は間違いないのだが、もう一人気になる登場人物がいる。
ただひたすら恰好のいい、完全無欠のヒーローのような存在のキャラクターなのだが、この登場人物を主役として映画を見てみると、少し変わった視点で物語を見る事が出来る。

今回起きる騒動は、少女にとっては自分の人生を揺るがす程の大事件なのだが、このキャラにとっては人生の中の1エピソードにすぎないのだろうと思わせる。
であるとすると、彼は何者で、何を考え、何処から来て、何処へゆくのか
そう考えると、新たな物語が見えてくる。
そんな深堀が許される程、キャラクター一人ひとりの設定や世界観が十分に練られているのだろうという事にも関心するのだが、
この二次創作的な自分なりの物語を楽しむ為に、映画を2度見るもよし、余韻として想像を巡らせるもよし。
いずれにしても、長く楽しめる映画だと思う。

そしてその二次創作的だと思われたお話は、また別のお話と関係しているのだが・・・
それはまた機会があった時にでも。


声優について
アニメの話には声優の話がつきものだが、スタジオジブリは、本職の声優さんだけではなく、重要なキャラクターに有名な俳優さんを起用する事でも知られている。
声優の大御所の山寺 宏一氏が「声優に大切ものは、個性的な声ではなく演技である」と言っていたのを思い出す。
ジブリに起用される俳優さんは、皆演技が上手である。
今回起用されたのは丹波哲郎氏。
彼は私の大好きな俳優さんだ。
時代劇、アクション映画はもとより、二枚目も、二枚目半も難なくこなす個性派俳優であり、俳優としての演技力は誰もが認めるところであろう。
今回のアニメであっても、非常に個性的でいい演技をしており流石だと思わせる。

他には濱田マリ氏であろうか、彼女はもともと歌手であるが、役者としてもナレーターや声優としても活躍しており、高音が抜けるような特徴的な声の持ち主である。
私は彼女が歌手の頃からわりと好きだったし、最近までNHKのドラマ「マッサン」を見ていたので、彼女の風貌を忘れていないはずなのだが、流石は声優さんといったところであろうか、彼女のチャーミングなお芝居はそんな事を微塵も感じさせはしなかった。
そして、その彼女のチャーミングなお芝居も今回の映画には欠かせない。
どこか憎めないというこの映画の世界観を支えているのだ。

今回も、このブログを書くにあたりネットで予告編を探して見てみたが、イメージを全面に出した予告編でストーリーに関してはほぼ何も伝えられていない。
なので、このブログもこんな感じになってしまったのだが・・・

個人的に、私は十分楽しめた映画であった。
ただ、シリアスな映画、アクション映画が好きで、どちらかというとファンタジーをあまり面白く思わない人には、少々子供っぽい映画に思えるのかもしれないかなぁとは思った
プロフィール

Danzig1023

Author:Danzig1023
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裏方さんをやっております。
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